仔犬の社会化期を間違えないで!

「仔犬の時から社会化をしましょう!」というのも、大分浸透してきたようですが、その時期を間違ってはいませんか?

<新生時期>
仔犬が生まれて2週齢までは、生きる全てを母親に任せています。排泄(母犬がなめて排泄を促す)や食事(授乳)、見繕い(なめてきれいにする)など、この時期にどれだけ母犬が手をかけてくれるかで脳の発達が違ってきます。3週齢頃には目が開き、耳が聞こえ、同腹犬(兄弟姉妹犬)と遊び始め、恐怖心はありません。

<移行期からの社会化>
社会化の開始時期は、本当ならばこの恐怖心がなく好奇心が強い3週齢から始めていかなければなりません。しかし、この時期は一般飼い主は介入できないため、ブリーダーさん任せとなります。
親犬や同腹犬と遊ばせてくれているか、家庭内の音(TVや掃除機、人の話し声など)に慣らしてくれているか、体に触って触れられることに慣らしてくれているか、などなどこの時期に必要な事がたくさんあります。

<大事な社会化期>
7~8週齢の好奇心が強い時期に新しい家族に出会うことで、異種動物をすんなりと受け入れる事ができ、新しい環境にもすぐに慣れる事ができます。しかし、好奇心のピークは8週齢と言われていますので、新しい家で暮らし始める頃から恐怖心が出てきます。
ワクチンの関係でお散歩デビューはできませんが、バッグに入れて外の環境に慣らすなどして、好奇心が残っている間にたくさんの経験をさせたい時期です。ただし、好奇心のピークは過ぎて恐怖心が出てくる時期ですので、強い刺激は逆効果となりますので気を付けてください。

100日前後で、最終ワクチンを打ち、そこから一週間後に「さあ、お散歩デビュー」と言って、いきなり刺激の強い所に連れ出して歩かせるのは、氾濫法(強い刺激にさらされ続けること)となり、逆効果で鋭敏化(少しの刺激でも過敏に反応すること)してしまいます。

お散歩デビューの時期には、すでに恐怖心がマックス時期となっています。小さい刺激から(静かな場所から)少しずつ慣らしていき、社会化は若齢期(7ヶ月ぐらいまで)と言われる時期まで続けなければなりません。もう大丈夫と思って社会化を続けなければ、せっかく8週齢から始めた社会化が消えていってしまいます。小さいころは怖いものがなかったのに・・・・という方が多いのですが、この行動発達過程を理解していただき、継続的な社会化を行っていただきたいと思います。

※ 大事な社会化期に「適切な社会化が出来ない・自信がない」のであれば、是非ペットスタジオホッチに相談してくださいね。